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時候のあいさつ

形式的な文書においては書き出しに必要となる、時候のあいさつ。
季節の移り変わりや気候の具合に触れながら、相手の近況や様子を伺う、
いかにも、四季のある日本らしいあいさつの形といえます。

月ごとに適したあいさつの定型例を、以下に並べておりますが、
最近では梅雨明けが大きく遅れたり、残暑が晩秋の時期まで続いたりなど、
従来の時候と実際が合わないことも少なくありません。

この場合はあまり形式にとらわれず、「暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が……」と
いったように、現在の気候を指してあいさつの文面を作るようにしましょう。


【月別・時候のあいさつ(例)】

◆1月(睦月)
 新春の候 初春の候 極寒の候 厳寒の候 寒さ厳しい折 寒い日が続いておりますが

◆2月(如月)
 節分の候 立春の候 向春の候 余寒の候 梅花の候 春が待ち遠しい今日この頃

◆3月(弥生)
 早春の候 浅春の候 軽暖の候 春めいてまいりました 春とはいえまだ寒さが残りますが

◆4月(卯月)
 陽春の候 春暖の候 春和の候 桜花の候 春たけなわ 春光うららかな今日この頃

◆5月(皐月)
 新緑の候 若葉の候 向暑の候 軽暑の候 風薫る五月 新緑が目にしみる季節

◆6月(水無月)
 初夏の候 梅雨の候 入梅の候 暑さ日増しに厳しい折 うっとうしい季節となりましたが

◆7月(文月)
 盛夏の候 酷暑の候 猛暑の候 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃 夏空さわやかな季節

◆8月(葉月)
 晩夏の候 残暑の候 立秋の候 残暑厳しい折 立秋とは名ばかりの暑さですが

◆9月(長月)
 初秋の候 新涼の候 秋冷の候 残暑ようやく衰え まだまだ暑さが残る今日この頃

◆10月(神無月)
 秋涼の候 仲秋の候 秋麗の候 秋たけなわ 菊香る季節 秋晴れが続く今日この頃

◆11月(霜月)
 晩秋の候 深秋の候 紅葉の候 向寒の候 秋もいよいよ深まり 日増しに寒気加わる折

◆12月(師走)
 初冬の候 寒冷の候 師走の候 めっきり寒くなりましたが 何かと慌ただしい年の瀬


また、それぞれの定型の後には、

「皆様におかれましてはますます御発展のことと、お喜び申し上げます。」
「平素は並々ならぬお引き立てを、心より感謝申し上げます。」
「いつも格別なお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。」


といった文が続くことになります。

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